中国地方の 子守唄 発祥の地 (井原市民会館)
ちゅうごくちほうのこもりうたはっしょうのち
井原鉄道井原線 井原駅から北西に800m、井原市民会館(井原市井原町311-1)北西側の壁沿いにライオンズクラブが設置した歌碑とそれを説明する看板が設置されている。
- 名曲歌碑めぐり(童謡唱歌等の歌碑をたずね歌の心や真意を探る)
https://meikyokuka.exblog.jp/239225030/
子守唄の里高屋駅前にも同様の説明があり、今は民家となっている上野耐之生家である山陽道高屋宿脇本陣にも案内看板が設置されている。
写真
碑文
「中国地方の子守唄」
の碑に寄せて発祥の地 井原市高屋町
「ねんねこ しゃっしゃりませ」の子守唄は、遠い昔から後月郡高屋村(現井原市)で歌いつがれてきました。揺籃の頃からこの子守唄で育まれた、若き声楽家 上野耐之(井原市高屋町出身)は昭和三年春分の日、日本音楽会の大作曲家 山田耕筰の新橋事務所の扉を叩き、素朴で愛情あふれるこの子守唄を独唱披露しました。山田耕筰はいたく感動し、たちどころに編曲にかかり、早くも四月四日「中国地方の子守唄」と題して発表しました。間もなくイタリアに留学した上野耐之は、ミラノ放送局から「日本の子守唄」として本曲を放送し、同国音楽会の泰斗から、 世界の子守唄」であると絶賛されました。
井原ライオンズクラブは認証二十五周年を迎え、その記念事業の一環として、井原市で生まれた名曲「中国地方の子守唄」が人々から忘却されることをおそれ、ここに建碑顕彰していついつまでも愛唱されることを念願するものであります。一九八一年四月五日
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