郡上踊 発祥地
ぐじょうおどり はっしょうち
長良川鉄道 越美南線の
「郡上おどり」は, 毎年7月から9月上旬までに 延べ30夜に渡って 旧・郡上郡八幡町 (通称 郡上八幡) で踊られる 一種の盆踊りである。年間30万人を超える観光客が集まる。歴史的には, 中世の「念仏踊り」の流れを汲むとされ, 江戸時代初期の藩主・遠藤氏が 民衆の親睦のために奨励し, また後の藩主・青山氏が 百姓一揆後の四民融和をはかるため奨励した ことによって定着したと言われる。
郡上おどりを踊る民謡「郡上節」は“日本三大民謡”のひとつとされ, 国の重要無形民俗文化財に指定されている。郡上節は, 「かわさき」「春駒」「三百」「ヤッチク」「古調かわさき」 「げんげんばらばら」「猫の子」「さわぎ」「甚句」「まつさか」 の10種類あって, それぞれの踊りも異なる。
〽 郡上のナ~ 八幡出てゆくときは アソーレンセ
雨も降らぬに 袖しぼ~る・・・♪
あの特徴ある歌は, 郡上踊りを代表する「かわさき」である。 10種類全部を踊れる人は少なく, 上記の「かわさき」~「ヤッチク」の4つが最もポピュラー。 「まつさか」は終演の曲として 最後に踊られ, 最初は「古調かわさき」が踊られることが多い。
- 郡上おどり
http://www.gujohachiman.com/kanko/odori.html
(日程など確認できます)
写真
碑文
郡上踊 発祥地
郡上の八幡
出てゆく時は
雨もふらぬに
袖しぼる昭和二十八年七月建之
郡上踊保存會功勞者
(芳名略)
建設委員
(芳名略)
発企者
(芳名略)
昭和二十八年七月建之
「昭和二十八年七月建之」と2つ刻まれているが、どうも芳名録が後から刻まれ追加されたらしく、螺子痕が隅に見られる。もしかすると、その時に正面の「発祥地」も追加されたのではないかとも感じられる。