幸若舞 発祥の地

こうわかまいはっしょうのち

福井鉄道福武線 神明駅の北西約5km、スーパーホームセンター ヤマキシ朝日店(丹生郡越前町乙坂39字1番)南西側出入口近くの車道と敷地の隙間のような場所に、行政が設置したと思しき地域をアピールする標柱が立っており、その1面だけに幸若舞発祥地である文言が記されている。他の2面には地域を代表する太鼓・蟹・越前焼などのシルエットが描かれている。なお、残りの1面はとくに何も文句が無く彩色されているのみである。北側の町の外側 福井市(旧 丹生郡清水町)側にだけ「幸若舞発祥の地」の表示がある。この発祥地をあらわす表示以外は何となく色褪せているように見え、発祥地の表示を後から貼り付けたように感じる。

幸若舞こうわかまいとは、室町時代から江戸時代にかけて流行した芸能で、武将 桃井直常の孫 直詮なおあきが創始したと伝えられる。直詮の幼名は幸若丸。この説は創作であるとされるが、「管見記」の嘉吉2年(1442) には、全国に幸若舞が広まっており、越前のものが好評であったという内容が記されているという。織田信長、豊臣秀吉、その後も江戸幕府の庇護を受けていたものの、幕府の衰退と共に幸若舞も消えていった。

なお、当地は平成17年(2005) の合併前は朝日町であった場所であり、この表示は平成の合併以降に設置されたものとみられる。店舗名称の「朝日店」の由来でもある。

同様の物が、国道417号が和田川を渡る橋の西寄り(越前町気比庄)にもある

県道3号 福井大森河野線の北側市長境付近(越前町小倉)にも同様の表示があるようなのだが、発祥地の表示が追加されているかは確認していない。現 越前町や旧 朝日町への入口付近に必ずあるというわけでもなく、旧 朝日町界が現 越前町の町界と同一な代表的な3地点にあるという印象だ。

福岡県みやま市瀬高町大江では重要無形民俗文化財として登録されている。

写真

  • 幸若舞発祥の地
  • 幸若舞発祥の地
  • 発祥の地と書いていない面
  • 幸若舞発祥の地(川去町)

地図

地図

越前町乙坂 付近 [ストリートビュー]