細井櫻 発祥地

ほそいざくらはっしょうち

叡山電鉄鞍馬線 木野駅から南西に700m。住宅地の中に建つ専修寺の, 入口を入って 右手の木立の間に, 高さ70cmほどの小型の石碑が建っている。

資料が見つからず 詳しい歴史は不明だが、細井桜とは白花唐実桜シロバナカラミザクラ支那実シナミザクラ)と染井吉野ソメイヨシノの交配種。碑文に書かれているように, 細井又五郎氏が作りだした桜の品種で, 昭和48年(1973)に植物学者である廣江美之助博士(元 京都大学教授)が細井桜の名前をつけた。

30年ほど 発祥碑のある場所に育てられていたが, 数年前に枯死したため, 現在は同じ場所に若木が植えられている。

写真

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  • 細井櫻発祥地 背面
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碑文

細井櫻発祥地

Prunus×Hosoii Hiroe. sp nov
細井又五郎作出
昭和四十八年七月
廣江美之助博士銘名

地図

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京都市左京区岩倉幡枝町 付近