大賀ハス 発祥の地

おおがはすはっしょうのち

総武線 新検見川駅から 北に1km。東大新検見川総合運動場と 東大緑地植物実験所の間の 道路脇にハス池があり, 池のほとりに碑が建っている。道路から碑までは距離があって碑文を読み取ることはできないが, 道路脇に「発祥の地」の説明板がある。

「大賀ハス」は, 植物学者である大賀一郎博士が 1951(昭和26)年に この地で発掘した 3粒のハスの実の中の1粒から発芽したハスである。 年代分析の結果 約2000年前の弥生時代のものであることがわかり, 翌年 古代ハスの花を咲かせる ことに成功した。1954(昭和29)年には 千葉県の天然記念物に指定され, 日本ばかりでなく 世界各地に株分けされて 花を咲かせている。

ハスの実は皮が厚く, 長期間保存しても発芽能力を保持することができると言われる。
この大賀ハスの他にも, 岩手県 中尊寺の金色堂調査の際にもハスの実が見つかり, 800年ぶりに発芽した「中尊寺ハス」の例もある。

余計な話だが, 下記の碑文に見るように, 池端の石碑には「発掘碑」 外の説明板には「発祥の地」 と書かれているが, ハスが「発祥した」つまり「初めてここで作られた」わけではないので 「発掘」とか「発見」の方が適切な用語だと思われる。

写真

  • 大賀ハス発祥の地 案内板
  • 大賀ハス発祥の地 碑
  • 大賀ハス発祥の地
  • 大賀ハス発祥の地
  • 大賀ハス通り 案内標識

碑文

大賀ハス発祥の地

発掘碑には次の文章が記されています。

大賀ハス発掘碑

1951年3月30日 前方300mの地点で 古代ハスの実が一粒大賀一郎博士によって発掘された。
2000年以上地下に眠っていたハスの実は その年の5月発芽し翌年7月18日 淡紅色の 美しい花を開いた。
この大賀ハスは世界の各地に移植されて生命の神秘を開示している。

大賀ハス発掘碑建設委員会

1964年7月18日

The Lotus Monument of Ohga

This monument is dedicated to Dr. Ichiro Ohga who excavated an ancient lotus fruit at the spot 300 meters from here on 30th March 1951. The fruit had been buried in the earth for more 2000 years and began to sprout in May of the same year, developing into a beautiful pink flower on 18th July of the following year.
The offshoots of the Ohga lotus have now been transplanted in many parts of the world, evidencing the mystery of biologic life.

The Construction Commitee of
The Ohga Lotus Monument

18th July 1964

地図

地図

千葉市花見川区朝日ケ丘町 付近 [ストリートビュー]