いかめし 発祥の地
いかめしはっしょうのち
函館本線 森駅から南1.5km、国道5号線沿いにある 道の駅 YOU・遊・もり(茅部郡森町字上台町326-18)に看板がある。
いかめしは、昭和16年(1941) 頃、森駅の駅弁として考案されたのが始まりとされている。第二次世界大戦中、食糧不足が深刻化するなかで、当時の森駅で駅弁販売を行っていた阿部弁当店(現:いかめし阿部商店)の初代 阿部佐吉が、近海で大量に獲れたスルメイカと、配給で手に入りにくかった米を組み合わせて弁当を作ることを発案した。
この弁当は、イカの胴体に洗った米を詰め、醤油ベースの甘辛いタレでじっくりと煮込んだものである。当時としては珍しい、ボリューム感のある美味しい駅弁として、戦時下の鉄道利用者から大きな支持を得た。保存性も高く、駅弁として適した形態を持っているため長距離の列車旅においても重宝された。特に、日本海側の小樽や青森方面へ向かう兵士や満州からの引き揚げ者たちに、故郷の味として親しまれたという。
終戦後もその人気は衰えず、森駅を代表する名物駅弁として定着した。昭和25年(1950) には、函館本線を利用する行楽客向けに本格的な販売が開始され、全国的にもその名が知られるようになった。
写真
碑文
森町名産 是非ご賞味ください!
いかめし
発祥の地㈱森町物産センター
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