日本女医第一号 荻野吟子 開業の跡(瀬棚)

じょいだいいちごうおぎのぎんこかいぎょうのち

 
撮影:
2026年5月(写真 まさ・なち さん)

瀬棚港フェリーターミナルから東に500m、函館本線 国縫くんぬい駅から西に50km、道道447号から瀬棚児童会館(せたな町瀬棚区本町367-1)に入る曲がり角近くに碑が建つ。

日本初の公認女性医師である荻野吟子が、明治18年(1885) に日本で最初となる女性のための医院「荻野医院」を開業した。明治23年(1890) に夫が理想農場建設のために北海道瀬棚に渡ったので、遅れて明治27年(1894) に吟子も渡道 、再開業したのが当地である。

当時の瀬棚は開拓の最前線であり、厳しい自然環境に対して医療体制が極めて脆弱な地域だった。向島では「女性が安心してかかれる医療」を目指したが、瀬棚では「医療そのものが不足している過疎地の救済」という新たな使命に挑むことになる。彼女は馬に乗り、道なき道を越えて往診に奔走し、多くの開拓民の命を救った。

せたな町は、平成17年(2005) に瀬棚町・北檜山町・大成町が合併して誕生した。

国道沿いの看板にも表示がある

写真

  • セタナイの八景、日本女医第一号荻野吟子開業の跡
  • 日本女医第一号荻野吟子開業の跡

碑文

日本女医第一号 荻野吟子開業の跡

セタナイの八景

明治の橋の夜の雨
二見が浦に夕日さす
掛涧に宿る帆掛船
利別に落つる雁
事比羅さんお秋の月
はるかに見ゆる狩場山
雲か雪かのうたがひも
晴れて嬉しや大谷地のあらし
隠林寺にぼんと撞く暮れ鐘

吟子作詩

地図

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