近代 ボウリング 発祥の地
きんだいぼうりんぐはっしょうのち
明治神宮外苑内の神宮球場の南側、秩父宮ラグビー場との間に「TEPIAプラザ(機械産業記念館)」がある。ここの駐車場入口(神宮球場との間)の垣根を背にして 発祥碑が建つ。
この碑は 透明なプラスチック板 ガラス板を5枚ぐらい貼り合わせて、上部に半球状の窪みを作り、そこに ボウリングピンを模したものを置き、文字をエッチングで書き込むという、この種の碑としては 大変珍しい材質・構造のものである。床面に「東京ボウリング場協会 創立30周年記念碑」のプレートがある。
日本最初のボウリング場は, 江戸末期の文久元年(1861) オランダ人によって長崎に作られた。戦後 昭和27年(1952) には 民間初のボウリング場である「東京ボウリングセンター」がこの地 明治神宮外苑にオープンし、1960年代に 自動ピンセッターが輸入されるようになると大衆レジャーとして ボウリング場は爆発的に増えた。
見えない透明な碑を誰が承認したのかと思っていたが、あまりの存在感のなさのせいか、背後にステンレス製の背景板が取り付けられたことを知り、再訪問した。
日暮れ後には照明も当てられているようで、見えるようになりましたね! また、樹脂なのかガラスなのか材質不明だったが、石はねが当たったらしく傷ついた部分から推察するに、ガラスで間違いないようだ。
写真
碑文
近代ボウリング発祥の地
1952年(昭和27年)12月20日, わが国初の テンピンボウリング 手動式設備で, 東京ボウリングセンターが, この地に誕生する。
後年, 自動式設備の登場と相まってブームを生み, レジャー産業の基盤を作り上げるきっかけとなった。
1994年9月29日
協会創立30周年を記念し之を建立す。
東京ボウリング場協会