小清水町名 起源之泉
こしみずちょうめいきげんのいずみ
女満別空港より道道246号小清水女満別線を東へ約35km、小清水市街地に入り3個目の信号手前左側(北東側)に、古めかしい石碑と小振りな看板が建つ。
享和元年(1801) 斜里山道が開削され、大正8年(1919) に斜里村(当時)から
「小清水」とは斜里村時代から字名であったが、当地に湧く泉のことを指しており、明治24年(1891) に小清水駅逓所が開設された時に名づけられた。
碑文には「ポンヤンペツ川」と書かれているが、「ポンヤンベツ川」とも言われ、つまり「ぽん止別川」なので表記に揺れがある。そして日本語の耳には聞き取りにくいアイヌ語のようで、
- 小さい方の内地側の川(つまり「止別川の支流」)「ポンヤワアンペッ」が
- 「ポンヤペッ」と聞こえて
- 日本語に直訳した「小さな冷たい川」というアイヌ語と、
- そこに湧き出る清水があること
から「小清水」と命名したとされる。
参考 小清水町アーカイブス
写真
碑文
小清水町名起源の泉
明治23年、網走釧路間に仮県道が開さくされ、駅逓をおくことになったが、この地に良質の湧水があり、この清水の名と、この附近を流れるポンヤンぺツ川(アイヌ語の意訳、小さい清水の川)とあいまって駅逓名を小清水と称するようになった。大正8年、斜里村より分村するにあたり、村名を小清水とした。
小清水町教育委員会