鯨部隊発祥之地
くじらぶたいはっしょうのち
徳島線 蔵本駅から南西方向、蔵本公園はテニスコートや野球場等を備えた総合運動公園だが、北東側は広場として開放されている。北側の国道192号線に沿ったエリアには多数の石碑が並んでいて、そのうちのひとつに鯨部隊発祥之地碑がある。道路側がオモテを向くようなレイアウトになっていて、公園外から眺めるにちょうどよい。
徳島市蔵本町に徳島練兵場が置かれた場所は、敗戦後に徳島市に払い下げられ、昭和27年(1952) 7月に蔵本運動公園として供用されている。西側は中学校に、東側は大学敷地になった。練兵場としての痕跡は何も残っていないものの、連隊関連の碑が多数建てられた。鯨部隊発祥之地碑は、昭和51年(1976) 4月に歩兵第二三五聯隊戦友会により建立。
昭和14年(1939) 6月、第40師団が編成されることになり、8月には徳島43連隊留守隊の2個大隊と丸亀12連隊留守隊1個大隊で歩兵第235連隊が誕生した。
鯨とは、「師団」の通称だった。
写真
碑文
歩兵第二三五聯隊
鯨部隊発祥之地
徳島県知事
武市恭信 書
歩兵㐧二三五聯隊 戰歴
(不詳)