熊本県立熊本工業高等学校発祥の地

くまもとけんりつくまもとこうぎょうこうとうがっこうはっしょうのち

熊本電気鉄道藤崎線藤崎宮前駅から南東に400ｍ。熊本北警察署の向い側，熊本県県総合庁舎敷地内に「熊本工業高等学校発祥の地」と刻まれた黒い石碑が建っている。

熊本工業高校は明治31年（1898）に「熊本県工業学校」としてこの地に創立された。
翌年大江の新校舎に移転し，明治34年（1901）「熊本県立工業学校」と改称。
昭和18年（1943）に現在地(熊本市上京塚町)に校舎を新築，移転。
昭和23年（1948）「熊本県立工業高等学校」と改称，
昭和26年（1952）「熊本県立熊本工業高等学校」と改称し，現在に至っている。

熊本工業高校は野球部の活躍で有名であり，川上哲治氏をはじめ多くのプロ野球選手を輩出している。平成21年（2009）春現在の甲子園出場回数は，春の大会に20回(全国8位)，夏の大会には18回(全国21位)である。また学校の敷地面積は4万㎡(12,000坪)と非常に広く，工業高校としては日本一とされる。