民謡 白浜音頭 発祥の地

みんようしらはまおんどはっしょうのち

内房線 館山駅から 南に12km。野島崎灯台バス停から500mほど東、国道410号に面して,笠をかぶった二人の女性が並んで踊っている像が建っている。 これが「白浜音頭発祥の地」碑である。 白浜音頭は,房総白浜町が 観光で売り出すために創作された民謡。 1956(昭和31)年に作られ,千葉県を代表する民謡として全国的に唄われた。

「民謡で町おこし」を合言葉に 1992(平成4)年に 第1回白浜音頭全国大会が開催され,以来 毎年続けられたが,一時の民謡ブームの衰退で参加者が少なくなったのか,あるいは不景気で経費の支出ができなくなったためか, 白浜音頭が全国に普及し地元でも歌い継がれているとし、さらなる発展を願い、残念ながら 2009(平成21)年の第18回を最後に終了となった。第40回までの優勝者記入欄が空淋しい。


白浜町は平成18年(2006)に安房郡 富浦町、富山町、三芳村、丸山町、和田町、千倉町と合併し、南房総市となった。

写真

  • 民謡白浜音頭発祥の地
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  • 民謡白浜音頭発祥の地
  • 民謡白浜音頭発祥の地 由来記
  • 民謡白浜音頭発祥の地 建立の礎
  • 民謡白浜音頭発祥の地 歌詞
  • 民謡白浜音頭発祥の地 由来記

碑文

民謡
白浜音頭
発祥の地

由来記

千葉県三大民謡として唄われている白浜音頭は, かつては全国の盆踊り会場に流れる新民謡として大いに流行しました
白浜音頭は当地が発祥地である
昭和二十九年ごろ白浜独自の民謡が欲しいと 関係者の熱意で完成された曲が白浜音頭が誕生した由縁です
構想から二年後の昭和三十一年に制作発表されました
海辺で生まれ育ち,白浜の漁師と海女がこよなく音頭を愛し, 今日の白浜音頭の普及に大きく貢献されました
二十一世紀においても白浜音頭は唄い踊り継がれ,永遠に次世代へと引き継がれて行くことを願い, 白浜音頭全国大会十周年を記念して碑を建立しました。

正調 白浜音頭

原案 森田福之助
作詩 並岡龍司
補詞 森 茂
作曲 並岡龍司

サーノーエー ヨーホエ
房州 白浜 ヨーホエ
 住みよいところヨ〔オーサ〕
真冬菜種のサ コラショ
 花ざかりヨ
      〔ソラホントカヨ〕
夏は涼風サ
 沖から吹いてヨ 〔オーサ〕
松の根ごろでサ
 夢を見る
ヨーホエ 〔ヨーホエ〕
      ヨイコラショ

建立之礎

〔当初〕
発表 昭和三一年七月二二日
作詩 並岡龍司
補詩 森 茂
作曲 並岡龍司
振付 石川美峰
提案 森田福之助
建立 白浜町観光協会
〔改修〕
事業名 町観光施設整備事業 整備工事
像制作 彫刻家 宇野務
施主 白浜町長 早川一郎
完成 平成一三年十月吉日
特記 白浜音頭全国大会開催十周年記念事業

白浜音頭全国大会歴代優勝者
初代 1992
沖悦子 千葉県
2代 1993
阿部辰子 埼玉県
3代 1994
豊島千亜紀 茨城県
4代 1995
山本あやみ 埼玉県
5代 1995
坂本理恵 千葉県
6代 1997
吉川晴男 茨城県
7代 1998
松本理恵 東京都
8代 1999
清水あゆみ 東京都
9代 2000
米野井千江子 千葉県
10代 2001
若瀬弥生 東京都
11代 2002
小山晃菜 埼玉県
12代 2003
山本 泉 東京都
13代 2004
青木由起子 神奈川県
14代 2005
根元政子 千葉県
15代 2006
伊藤 萌 千葉県
16代 2007
菊地智江 福島県
17代 2008
鈴木やよい 愛知県
18代 2009
 
19代 2010
 
20代 2011
 
21代 2012
 
22代 2013
 
23代 2014
 
24代 2015
 
25代 2016
 
26代 2017
 
27代 2018
 
28代 2019
 
29代 2020
 
30代 2021
 
31代 2022
 
32代 2023
 
33代 2024
 
34代 2025
 
35代 2026
 
36代 2027
 
37代 2028
 
38代 2029
 
39代 2030
 
40代 2031
 

第17回までの優勝者が碑に刻まれているが、刻まれていない第18回優勝者は沼田美紗紀さん(埼玉県)だった。

地図

地図

南房総市白浜町白浜 付近 [ストリートビュー]