日本 近代詩 発祥の地(塩釜神社)
にっぽんきんだいしはっしょうのち
藤村広場の近くの初恋通り塩竃神社(仙台市宮城野区榴岡2丁目2-22)脇に案内看板が建っている。
写真
碑文
名掛丁一二〇番地
日本近代詩発祥の地『若菜集』
島崎藤村 下宿
名掛丁三浦屋跡地仙台の名掛丁というところに三浦屋という古い旅人宿と下宿を兼ねた宿がありました。その裏の二階の静かなところが一年間の私の隠れ家でした。『若菜集』にある詩の台部分はあの二階で書いたものです。宿屋の隣に石屋がありまして、私がその石屋と競争で朝も早く起きて机に向かったことを覚えて居ます。あの裏二階へは、遠く荒浜の方から海の鳴る音がよく聞こえて来ました。
『若菜集』にある数々の旅情の詩は、あの海の音を聞きながら書いたものです。島崎藤村著『市井にありて』より
名掛丁東名会青年部