東北地方で 初めての 電気鉄道用変電所

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仙山せんざん奥新川おくにっかわ駅の西へ林道を進むと、変電所跡が残されている。

なお、奥新川駅構内には東北鉄道電化発祥之地の木碑があったが、朽ちて滅びて撤去されたようだ。

写真


碑文

旧奥新川直流変電所跡

奥新川直流変電所は、国鉄として東北地方で初めての電気鉄道用変電所である。
仙山線の作並・山寺間は奥羽山脈を貫く路線のため、長大トンネルと急勾配が避けられず、これを克服すべく国鉄は当該区間の電化を計画した。仙山トンネルが難工事の末に開通し、昭和12年11月10日に仙山線全線開通とするとともに、東北地方で初めての直流電化区間が誕生した。このようにして奥新川直流変電所は作並・山寺間へ電力を供給したが、昭和43年に仙山線全線が交流電化へ切換えられたことによってその使命を終えた。
旧変電所建屋の撤去にあたり、その面影を遺すとともに交流を直流に変換する回転変流機や大理石製の配電盤を貴重な技術遺産として保存展示することにより、山岳線電化を成し遂げた先人の功績を称え後世へ伝えるものである。

2008年10月吉日 東日本旅客鉄道株式会社 仙台支社

地図

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仙台市青葉区新川字岳山 付近 [ストリートビュー]