男鹿の電気 発祥の地
おがのでんきはっしょうのち
写真
碑文
男鹿の電気発祥の地
松橋藤吉 書
男鹿に電気を導入するため地元中川重春氏外有志の方々の奔走と秋田木材の出資により幾多の困難を克服し この地の西方 比詰川の辺に薪燃焼の火力発電所を建設し大正六年九月一日に始めて電灯が灯されたそれから六十一年 当時この事業に盡力された方々は故人となり発電所跡も又消滅し全ての記録も消えようとしている ここに船川電気の関係者及び東北電力の男鹿出身者一同相より郷土の先覚者の遺徳を後世に伝えるため記念碑の建立を計画したところ男鹿市を始め東北電力秋田海陸運送等大方のご賛同を戴き此処中川氏ゆかりの地に実現を見るに至ったものである
昭和五十三年九月一日
記念碑建設委員会