大分県 看護教育 発祥の地
おおいたけんかんごきょういくはっしょうのち
日豊本線 大分駅の北西700m。昭和通りに面してNHK放送局,全日空ホテル,iichiko文化センターなどが入っているOASISひろば21という名前の複合施設(大分市高砂町2-50)がある。この建物に向かって右側の地下駐車場の入口近く敷地北西隅の植え込みに「大分県病院兼医学校開設の地」「大分県看護教育発祥の地」 という2つの記念碑が並んで建っている。この碑は,平成13年(2001)に,大分県立厚生学院の閉校に際して,その由来を記録するために建立された。
明治36年(1903),大分県立病院の中に「大分県産婆養成所」が開設され,その後「大分県産婆看護婦養成所」と改称。昭和23年(1953)に「大分県立厚生学院」となり,看護婦・保健婦・助産婦を養成してきた。平成10年(1998)に 看護学部のみの単科大学「大分県立看護科学大学」が設置され,厚生学院はこれに移行する形で平成13年(2001)に閉校となった。
発祥碑は 背の低い植え込みに隠れるように設置されている。このため 碑の下部に なお数行の碑文が あるのに読めない状態になっている。灌木で囲むと美しいとでも思ったのかもしれないが,人に見せるために設置したはずの記念碑を隠してしまうような設置の仕方をするのは困ったことである。
写真
碑文
大分県看護教育発祥の地
2001年3月9日建立
大分県立厚生学院卒業生一同大分県立厚生学院の歩み
- 明治36年4月
- 大分県大分郡大分町字西新町の
大分県立病院内に大分県産婆養成所開設- 明治39年4月
- 同養成所に看護婦部を併設し,大分県産婆
看護婦養成所と改称(以下 数行読み取れず)