大阪衛生試験所 発祥の地
おおさかえいせいしけんじょはっしょうのち
大阪市営地下鉄 谷町四丁目駅から 北東に200m。大阪家庭裁判所の向い側、大阪府庁新別館と大阪府警本部の間の南入口の植込みの中に埋もれるように、石碑が建っている。
発祥碑の隣に「舎蜜局址」という石碑も建っている。 この場所には明治2年(1869) に理化学の教育機関として
舎蜜局跡にできた「大阪司薬場」は明治20年(1887) に「大阪衛生試験所」となり、戦後一時空白期間があったが、昭和24年(1949) に「国立衛生試験所大阪支所」となって 中央区法円坂に移転。 平成9年(1997) 国立衛生試験所は「国立医薬品食品衛生研究所」に組織変更となり、現在 大阪支所は 茨木市に移転している。
写真
碑文
大阪衛生試験所発祥の地
大阪衛生試験所は官営の医薬品試験機関大阪司薬場として明治八年三月、この舎蜜局跡に発足し、明治二十年五月の官制公布により大阪衛生試験所となった。
昭和二十年六月の大空襲で焼失し、業務停止に至る七十年余、わが国における保健衛生行政の拠点として多大な貢献をなした。
昭和二十四年四月、国立衛生試験所大阪支所として業務を再開し、現在は国立医薬品食品衛生研究所大阪支所として、中央区法円坂において引き続き試験研究業務を行っている。
本年、業務開始から五十周年を迎えここに記念碑を設置するものである。
平成十一年十二月建立
国立医薬品食品衛生研究所大阪支所
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