大阪 市電 創業の地
おおさかしでんそうぎょうのち
地下鉄 長堀鶴見緑地線 大阪ドーム前千代崎駅と, 地下鉄 中央線 九条駅の ほぼ中間, みなと通りの九条新道交差点に面して十三信用金庫(西区千代崎2-8、北おおさか信金に改組)前のタクシー乗り場脇に石標が建っている。
電気鉄道は明治28年(1895) に京都で開業していたが, 公営による市街電車は大阪が日本最初であった。大阪港の発展のため, 九条新道の花園橋を起点として築港埠頭までの約5kmが, 明治36年(1903) に開通した。所要時間26分, 運賃は1区1銭, 全線で4銭だったという。
大阪市電は 最盛期には総延長110km強まで路線が拡大し, 市電としては東京都電に次ぐ規模に達したが, 戦後の自動車交通の発展とそれによる遅延の常態化により乗客が減少し, 昭和44年(1969) をもって 65年半の歴史を終えた。
写真
碑文
大阪市電創業の地
明治36年9月に開業した大阪市電の第一期線築港線は 西区九條町(花園橋西詰)から築港埠頭までの約5キロの間 で このあたりに花園橋停留場があった
平成元年九月 大阪市建立