ラジオ体操 中継放送 再開 発祥の地
らじおたいそうちゅうけいほうそうさいかいはっしょうのち
東京地下鉄 田原町駅の北西400m。 松葉小学校の東隣りに「松葉公園」がある。公園の西側の入口脇に台東区が建てた案内板がある。
「ラジオ体操中継放送再開発祥の地」とは 不思議な名前である。「中継放送の」「再開」が「発祥」した というのはいささか日本語としておかしいような気がする。「ラジオ体操中継放送再開の地」ぐらいにしておくのが妥当なところではないかと思いつつも、そう書いてあるのでここに掲載する。
※この「コレクション」の主旨は、「あるがままに記録する」ことです(参照:コレクションについて)。
写真
碑文
ラジオ体操制定50年
ラジオ体操中継放送再開発祥の地記念
ラジオ体操は、昭和3年天皇陛下ご即位を記念し国民の健康増進を目的として郵政省(当時逓信省)簡易保険局が制定し、日本放送協会の電波にのせて全国に放送してから50年国民の愛好するところとなり体力づくりに大きな役割を果たしつつあったが、第2次世界大戦の影響を受け昭和22年8月31日で放送も一時中断の止むなきに至った。その後、戦後の復興とともに、昭和26年5月6日、3年8ヶ月ぶりにラジオ体操の放送が再開され、昭和27年6月28日中継放送再開の第一声が、ここ松葉公園から全国に放送された。これを機として台東区ラジオ体操連盟が発足し、次いで東京都ラジオ体操会連盟及び全国ラジオ体操連盟と発展し今や全国に20万人を突破する今日の隆盛を見るに至った。ここにラジオ体操制定50年と中継放送再開発祥の地を記念して長く後世に伝える。
昭和53年6月25日
東京都台東区