六甲 八幡 発祥の寺

ろっこうやはたはっしょうのてら

阪急電鉄 六甲駅の西の線路際に梅仙寺(灘区八幡町2-12-23)がある。 寺の山門横に「六甲八幡発祥の寺」という碑と並んで「六甲小学校発祥の地」の碑が建っている。

梅仙寺(ばいせんじ)」は 浄土真宗大谷派の寺で, 大同元年(806)に 漢の僧“梅仙阿闍梨”が来日して, 摩耶山において 仏母摩耶夫人の念持仏を深く崇敬し, 後に帰化して興した寺といわれる。

「六甲八幡神社」は 六甲駅前に広大な境内が広がる由緒ある神社で, 平安時代後期に 平清盛が福原遷都の時, 京都石清水八幡宮を勧請したのが起源とされる。

これらの寺と神社が極めて近くにあることから, もとは一体だったものが, 明治になって神仏分離により 寺と神社に分離されたものと想像される。しかし 梅仙寺が 六甲八幡の発祥と称される由来などは資料がなく, まったく不明である。八幡神社のホームページで紹介される由緒には、神仏分離や移転遷座について全く触れられていない。

写真

  • 六甲八幡発祥の寺
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碑文

六甲八幡発祥の寺

青蓮山 梅仙寺

大同元年(八〇六年)
漢人梅仙阿闍梨創建

地図

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灘区八幡町2丁目 付近 [ストリートビュー]