西郷南洲先生 祖先 発祥之地
さいごうなんしゅうせんせいそせんはっしょうのち
熊本市の北方約20km
西郷隆盛自身は薩摩藩下級武士の家の出で薩摩の生れだが, その祖先は肥後熊本で, 元禄年間(1690年ごろ)に島津家の臣となって, 薩摩に移ったとされる。
西南戦争を起こし政府軍に追われ, 最後は自決して果てた人でありながら, 地元鹿児島では今でも敬愛すべき人物として慕われているのは, 彼の人柄の良さ、おおらかさのせいだろうか。西郷南洲は言うまでもなく西郷隆盛の号だが, 最近の人では西郷を知らない人も 少なくないようだ。
七城町は平成17年(2005)3月、菊池市・泗水町・旭志村と合併し、菊池市となった。
写真
碑文
西郷南洲先生祖先発祥之地
蘇峯菅原正敬書
ここの集落は西郷と云い, 西南の役薩軍の将, 西郷隆盛の先祖発祥の地と言われます。
また, この一帯は菊地18外城の1つ増永城址代々の城主は初代菊池則隆の子, 西郷太郎政隆の一族でした。その後裔26代西郷九兵衛昌隆の時, 薩摩に移り住んだという記録があります。初代西郷太郎から32代目が西郷隆盛になります。境内の記念碑『西郷南洲先生祖先発祥之地』徳富蘇峰筆。 熊本三州会・加茂川村有志・熊本県有志による昭和27年10月の建立です。
上野錦絵は田原坂附近での激戦のもようです。