蚕糸 科学技術 発祥の地
さんしかがくぎじゅつはっしょうのち
地下鉄 丸ノ内線の東高円寺駅前に蚕糸の森公園(杉並区和田3丁目55-30)がある。 この公園の北西端にある 公園管理事務所の近くに この碑が建つ。
この場所には, かつて 蚕糸試験場があった。 昭和55年に 試験場が筑波に移転した跡地を利用してつくられた公園である。
写真
碑文
蚕糸科学技術発祥の地
明治四十四年(一九一一年) この地に 農商務 省原蚕種製造所が創設され 一代交雑種の原蚕種配布を開始した その後 蚕業試験場 蚕糸試験場と改められたが 一貫して 蚕糸科学技術の研究を進め 世界の先端を行く蚕糸技術を開発してきた この実績は 蚕糸業ばかりでなく 我が国の近代化と経済の発展に大きく貢献した
昭和五十五年 蚕糸試験場は 筑波研究学園都市へ移転し 杉並区蚕糸の森公園がここに設けられた この地に生まれた蚕糸科学技術が ますます 発展することを願い ここに記念碑を建立する昭和六十一年 八月 九日
蚕糸科学技術発祥の地
記念碑建立事業協賛会