成蹊学園 発祥之地
せいけいがくえんはっしょうのち
山手線・埼京線や、東武・西武・地下鉄が乗り入れるターミナル 池袋駅西口に ホテルメトロポリタンがある。そのの向かい側に「元池袋史跡公園」 がある。ここに「成蹊学園発祥之地」の碑が建てられている。
発祥碑に書かれている『桃李不言 下自成蹊』は, 成蹊学園の名称のもとになった言葉で, 司馬遷が「史記」の中で 李廣という人物を述べるため引用した諺。
(桃李, もの言わざれども 下おのずから 蹊を成す = 人格のある人には その徳を慕って 人々が集まってくる, の意)
明治39年(1906), 中村春二氏が 東京本郷に 私塾「成蹊園」を開いたのが 成蹊学園の始まりである。
明治45年(1912) には 成蹊実務学校が 池袋に開校され, その後 中学校・小学校・女学校・実業専門学校 などが順次開校した。
これらの学校の多くは この周辺に集中していて, 敷地は 2万坪あまりになったというが, 大正13年(1924) に吉祥寺に移転した。
写真
碑文
桃李不言
下自成蹊中村春ニ
明治四十五年
成蹊学園発祥之地