春別 発祥の地

しゅんべつはっしょうのち

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国道244号野付国道沿いにある道の駅おだいとう(別海べつかい尾岱沼おだいとう5-27)の南側から入ったすぐ海側の土盛りに、白鳥の碑と並んで春別発祥の地碑が建つ。

開拓当初は、厳しい気候条件と広大な未開地が広がる環境であったが、入植者たちは協力して原野を開墾し、農耕や酪農を始めた。特に大正時代に入ると、本格的な酪農が導入され、多くの人々が移住するきっかけとなった。これにより、春別は北海道有数の酪農地帯へと発展していく。

昭和初期には、春別村として独立し、行政の中心地としての役割も担うようになった。交通網の整備も進み、鉄道が開通したことで、物流や人々の往来が活発になり、地域の発展をさらに加速させた。

春別という地名の由来については諸説あるが、アイヌ語の「シュンベツ」(シュン=キハダ、ペッ=川)が転訛したものとされる説が有力である。この地域はかつて森林が広がっており、キハダの木が多く見られたことに由来する。

春別村は、大正12年(1923) に、野付郡別海村、野付村、平糸村、根室郡西別村、走古潭村、厚別村の6村が合併して、別海村になり、昭和46年(1971) に町制が施行され、別海町となった。

写真


碑文

開基百年

春別発祥の地

碑文

眼前に国後島、北に知床連山を望み、北海の東端のこの地に先人が居を定む。原始林を拓き、海に活を求め、酷寒と斗い、苦難窮乏に耐え、共存融和の郷を築いた。
山海に汗し、産業をおこして一世紀、この偉業に深基なる謝意を憶う。
今茲に、開基百年にあたり、先人の偉大なる業績を讃え、春別の地名と共にこれを記念し、本碑を建立する。

昭和六十三年九月建立

春別町内会

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