スカイラインGT-R 発祥の地

すかいらいんじーてぃーあーるはっしょうのち

西武 拝島線 武蔵砂川駅の北1.5km。東京経済大学から700mほど西に, 新しくできた“武蔵村山病院”があり, その南隣りに “プリンスの丘公園”がある。公園の入口付近に 大きなモニュメントとその足元に平板状の発祥碑がある。

この地は かつて日産自動車の村山工場があった場所。昭和37年(1962) にプリンス自動車工業の村山工場として建設され, 「プリンス スカイライン」 などを生産していたが, 昭和41年(1966) に日産自動車と合併後も 日産・村山工場として そのまま「スカイライン」の生産が引き継がれた。

その後 バブル崩壊後のリストラ策として「日産リバイバルプラン」が発表され 村山工場は 平成13年(2001) に閉鎖された。140haの面積があった工場は, 南側 3/4 が 宗教法人真如苑に売却され, 残りの地区では 現在新しい街づくりが進行中で, ショッピングセンター・食品加工工場・ マンション群などが建設工事中である。

工場跡地北部の中央には“プリンスの丘公園”が造られ, その一隅に「日産自動車村山工場跡地・記念樹」と書かれた標柱が建てられているのが, 唯一 日産の工場があったことを示している。

それにしても「スカイライン発祥の地」というなら理解できるのだが, 「スカイラインGT-R(PGC10)」 という特殊でマニアックな(?)製品の発祥というのは 不思議な選択である。

写真

  • スカイラインGT-R発祥の地
  • スカイラインGT-R発祥の地
  • スカイラインGT-R発祥の地
  • スカイラインGT-R発祥の地
  • 日産跡地
  • スカイラインGT-R発祥の地
  • スカイラインGT-R発祥の地 (2019)
  • スカイラインGT-R発祥の地 説明(2019)
  • スカイラインGT-R発祥の地 背面(2019)
  • スカイラインGT-R発祥の地 背面(2019)

碑文

スカイラインGT-R
発祥の地

スカイラインGT-R(PGC10)発祥の地

1969年,ここ日産自動車(株)村山工場で名車スカイラインGT-Rは誕生した。日本初のレーシングプロトタイプ「プリンスR380」のエンジンをデ・チューンした2L・直列6気筒DOHCの名器S20エンジンを搭載。
レースの世界で僅か2年10ヶ月という短い間に50連勝という金字塔を打ち立て, 「ハコスカ」の愛称で,今尚愛され続けている。
このサラブレットを生んだ技術者達の魂をここに讃える。

2005年3月

地図

地図

武蔵村山市榎1丁目 付近 [ストリートビュー]