日本スリーデーマーチ 発祥の地

にっぽんすりーでーまーちはっしょうのち

高崎線 新町駅から北へ約700m。旧中山道が温井川を渡る弁天橋の脇に弁財天を祀った祠のある小公園があり, 道路を挟んで向かい側に自然石を台座にした黒御影石の石碑が建っている。

“スリーデーマーチ”というのは 文字通り3日間に渡って自分の体力に合せたコースを自分のペースで歩く“歩け歩け運動”の一種。日本全国各地で開催されており, スリーデーマーチの他に2日間の“ツーデーマーチ”のケースも多いが, “フォーデーマーチ”を実施している例は見ない。

下記の碑文にあるように, 日本のスリーデーマーチは オランダ・ナイメーヘン市で行なわれる「国際フォーデーズマーチ」をお手本として 始められた。

最上部には オランダのナイメーヘンNIJMEGEN市長からのメッセージがオランダ語で書かれている。

写真

  • スリーデーマーチ発祥の地
  • スリーデーマーチ発祥の地
  • スリーデーマーチ発祥の地
  • スリーデーマーチ発祥の地
  • スリーデーマーチ発祥の地
  • スリーデーマーチ発祥の地 背面
  • スリーデーマーチ発祥の地 案内板
  • スリーデーマーチ発祥の地
  • 新町歩け歩けコース
  • 道路向かいの弁財天

碑文

歩け歩け 国際大会

日本スリーデーマーチ発祥の地

内閣総理大臣 中曽根康弘

日本スリーデーマーチの発祥

 毎年7月、オランダの田園都市ナイメーヘンを中心に「歩けオリンピック」と愛称される世界最大の歩け歩け大会が開催されています。1977年に初めて日本選手団を派遣した私達は、同大会の素晴らしさに感動しました。その感動の波が共に参加した群馬県新町の村山兼吉、荒井猪一郎両氏によって丸茂義人氏を中心とする新町歩く会に伝わり、全国の歩く仲間達に呼びかけ、1978年11月、この地において「全日本スリーデーマーチ」を開催し、ふれ合いの輪を大きく拡げました。
 そして今、同大会は「歩け歩け国際大会、日本スリーデーマーチ」として埼玉県東松山市に拠点を移し、名実共にアジア最大の歩け歩けの祭典として、本年第7回の記念大会を迎えました。この時に当たり、私達全国の歩く仲間は、この地に記念碑を建立し「歩く時代」に先駆けた新町歩く会の栄光を称えたいと思います。
 碑文は中曽根康弘総理大臣にご揮毫いただき、遠くナイメーヘン市長より贈られた花崗岩にはオランダ語で同市長の「日本国民とオランダ国民との友情は共に歩くことを通してより深く結ばれています」とのメッセージをはめこみました。この碑は、全国の歩く仲間達の協力によって、わが国初の「歩け歩け運動の碑」として建立されました。

1984年11月吉日

発祥記念碑建立委員会

社団法人日本歩け歩け協会

会長 金子智一

Niet alleen het Wandelen maarook vriendschap verbindt Nijmegen in Nederland met Japan

11 nov 1984

F.J.Hermsen
BURGEMEESTER VAN NIJMEGEN

地図

地図

高崎市新町 付近 [ストリートビュー]