東北 ゴルフ 発祥の地
とうほくごるふはっしょうのち
会津磐梯カントリークラブ(会津若松市河東町八田大野原28)1番ホールのティーグランド脇に石碑が建つ。
写真
碑文
東北ゴルフ発祥の地
昭和天皇鳥狩原ゴルフ記念の碑
昭和天皇は皇太子殿下の時、御新婚の大正十三年八月、妃殿下と御一緒に猪苗代湖畔天鏡閣に御滞在になられ、秩父宮殿下との磐梯山登山、乗馬やテニスなど、御好きなスポーツで一夏を過ごされた。
記録によれば、八月七日には鳥狩原を刈払いして造成されたゴルフ場に御到着妃殿下とゴルフを楽しまれた。地元から選ばれた十五人の御用奉仕団が御用を御つとめしたが、いまも健在の当時の少年キャディの思い出によれば、御二人は磐梯山を望む緑の高原を背景として、まことに絵のように拝されたということである。
鳥狩原ゴルフ場は、会津磐梯カントリークラブのアウト一番から四番にかけ展開していたと推定される。会津磐梯カントリークラブは、昭和三十八年開場を見たが、その年の六月十一日には高松宮同妃両殿下もお揃いで御来場になり、プレーされた。
会津磐梯カントリークラブ開場三十周年の佳き日に当り我等が敬愛してやまぬ昭和天皇が鳥狩原でゴルフをなされたことを記念し、また秩父宮、高松宮両殿下を追慕申し上げ全会員全従業員の誇りと喜びをこの地に永く止むるために碑を建立するものである。平成四年十月九日
会津磐梯カントリークラブ理事長 山田源次
株式会社会津磐梯カントリークラブ 代表取締役社長 猪俣昭洲
他役員・全会員・全従業員一同
撰文 パブリケーション委員長 横田新