十勝の水田発祥地

とかちのすいでんはっしょうち

 
撮影:
2023年5月(写真 まさ・なち さん)

根室本線 札内駅から北へ約8km。下士幌小学校(河東郡音更町下士幌2線東51)の東側の道道73号と農地を南北に貫く小さい道との交差点近くに、小振りなステンレスの標柱と小さな案内板がある。

北海道内の発祥の地碑として数多く水田発祥の地が数えられるが、《北海道「水田発祥の地」記念碑》という書籍が発行されるほどである。

写真

  • 十勝の水田発祥地 碑文
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碑文

十勝の水田発祥地

音更町教育委員会 平成二十四年十月

十勝の水田発祥地

明治二十七年(一八九四)、下士幌の増田立吉は、士幌川河岸に水稲0.5haを作付し、152kgの米を収穫しました。
彼は、明治二十五年(一八九二)に渡島国亀田村より種籾を持って士幌川下流地に入地し、十勝初の水稲試作を行いました。北限とされる十勝地方での米作成功は、大きな喜びであり、多くの開拓者が訪れ教えを受け、明治二十八年(一八九五)には六戸が入地するなど、士幌川の下流地域は水田耕作で賑わいをみせ、今日の下士幌発展の基礎をつくりました。

音更町教育委員会 
 平成二十四年十月

地図

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