東京 少年キャンプ連合 発祥の地
とうきょうしょうねんきゃんぷれんごうはっしょうのち
小田急電鉄 秦野駅から バスで20分足らず。 大山裏参道の登り口にある“蓑毛バス停”のすぐ前に 敬礼をする少年の像が建つ。バス通りと春岳沢沿いの林道の角。ヤビツ峠の入口だと言えばわかる人もいるだろう。
「東京少年キャンプ連合」は, 教育関係者を中心として昭和26年(1951) に, ここ秦野市蓑毛の地に結成された。昭37年(1962) に社団法人として認可されていて, 教育キャンプ場の設置及び運営, 教育キャンプ指導者のための研修などを行っているとされるが, 最近の活動記録はほとんど公表されていないようだ。
令和6年(2024) に訪問すると、背面の碑文が読みづらくなっていた。少年像は酸性雨の影響か、部分的に垂れてきている。
写真
碑文
東京少年
キャンプ連合発祥の地本連合の提唱する教育キャンプは昭和二十六年わが国少年団運動の先覚者であった 初代会長日野鶴吉先生が有志と相謀り小田急電鉄その他の協力によって先ず蓑毛の地で始められたものである 連合の指導精神である愛と誠と和は児童憲章の実践目標にも通ずるもので今やこの運動は全国的に発展の機運となっている ここに創設十周年を迎え少年像を建立して日野先生の偉業を称えるとどもに理解ある協力者各位に感謝し心からこの運動の発展を祈るものである なお記念建立に際し秦野市から寄せられた多大のご支援を深く感謝する次第である
昭和三十五年八月五日
東京少年キャンプ連合会長 横山道蔵敬白