東京都市大学 発祥の地
とうきょうとしだいがくはっしょうのち
現在は世田谷区にあり、平成21年(2009) に東京都市大学と改称した武蔵工業大学は、かつて東急池上線 大崎広小路駅東側に位置していた。そのことを記念し、大崎広小路駅の東側の壁に発祥の地を示すステンレスプレートが平成27年(2015) 10月に掲げられた。
駅に掲示するとまるで駅が発祥地のようなイメージだが、東隣の地権者と折り合いがつかなかったのかもしれない。ただし、駅の本当の本当に東端の壁なのは駅としても気を使ってくれたのかもしれない。
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写真
碑文
東京都市大学 発祥の地
〈武蔵高等工科学校(1929年・昭和4年)建学の地〉
1929年(昭和4年)、現在の東京都市大学の前身校である「武蔵高等工科学校」が、この地に誕生しました。
その経緯は、同年5月頃、授業の改善・充実を求めた学生たちが、「自分たちが安心して勉学できる学びの舎を新たにつくりたい」との切なる念願を結集し、支援者の協力を仰いで同年9月12日東京府より認可を得、「公正,自由,自治」を建学の精神に掲げて、新たにこの地に武蔵高等工科学校をスタートさせたことによります。
校舎は、池上電気鉄道株式会社(現東京急行電鉄株式会社池上線)の協力を得て、東京府荏原郡大崎町大字谷山133番地の工場跡地(大崎広小路駅東側)を借用し建てられました。その後、1932年(昭和7年)9月、目黒区大岡山に移転し、1939年(昭和14年)12月、現在の世田谷区玉堤1丁目28番1号に移転しました。
武蔵高等工科学校は、1942年(昭和17年)武蔵高等工業学校となり、1949年(昭和24年)に武蔵工業大学に昇格し、2009年(平成21年)現在の東京都市大学に名称変更しました。2015年10月 東京都市大学