鳥居氏 発祥地

とりいしはっしょうち

東海道本線 西岡崎駅から東に1.7km。 矢作川の西, 東海道線の北に渡八幡宮(岡崎市渡町下切73-1)がある。神社の北東側 150mの民家の一角に碑がある。 また これに隣接して「岡崎観光文化百選」という案内板があり, ここには 「鳥居氏一族の発祥地」と書かれている。

この地は かつて 鳥居氏の居住した「渡城」があったところで, 現在も土塁が残されている。

歴史にあまり詳しくない人間には「鳥居氏」と言われても, 「はて どこの 鳥居さんだったかな」と思ってしまうのだが, 徳川家康が 今川氏の駿府城に人質としていた時に, 岡崎城の惣奉行だった 鳥居忠吉が 食糧や武器を蓄え 家康帰還に備えていた, と聞くと思い当るフシがある人もいるでしょう。

写真

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碑文

鳥居氏発祥地

愛知縣

岡崎観光文化百選

鳥居氏一族の発祥地

鳥居氏は, 松平・徳川氏のために数々の功績をたてた譜代ふだいの忠臣です。岡崎が今川氏の手にあった家康の苦難時代,家臣の鳥居忠吉ただよしが今川形の城代の目をかすめて,主君が帰城する日のために兵器や兵糧米ひょうろうまいをたくわえていた逸話は有名です。また, 関ヶ原の闘いの直前, 伏見城を守ってにした鳥居元忠もとただも, 家康の忠臣として名を残しています。

The Home of the Torii Clan

The Torii Clan was the hereditary vassal loyal to Lords Matsudaira and Tokugawa. Well-known are Torii Tadayoshi who rendered meritorious services to his lords in the hard time while Okazaki fief was occupied by Lord Imagawa and Torii Mototada who was killed while defending Fushimi Castle right before the Sekigahara Battle (1600)

地図

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岡崎市渡町 渡八幡宮 付近 [ストリートビュー]