わらべうた 通りゃんせ 発祥の地

わらべうたとおりゃんせはっしょうのち

東海道線 国府津駅の西 およそ700m。国道1号線から 北に折れ, 御殿場線のガードをくぐると 正面に「菅原神社」がある。 この境内に,童謡「通りゃんせ」の歌詞全文が書かれた 平板状の石碑がある。

「通りゃんせ」は 作詞・作曲者不詳の童謡で, 江戸時代に歌われていたといわれる。 大正10年(1921) に 作曲家 本居長世が編曲して 現在の形になった。

国府津の菅原神社を発祥とする 一つの説は 次のようなものである。

“細道”とは 箱根の関所を通る道で, ここ菅原神社(天神さま)にお参りをする人が 箱根を越えてやってきて(行きはよいよい), 帰りは遅くなると 関所が閉まってしまうので (帰りは怖い)

明治の中頃(御殿場線の線路敷設工事が行われていたころ)に、菅原神社の境内で 「通りゃんせ」がよく歌われていた という。

なお, 川越市の三芳野神社にも「わらべ唄発祥の所」の碑があり, 通りゃんせ の発祥の地を謳っている。

写真

  • 菅原神社
  • 菅原神社
  • 通りゃんせ発祥の地
  • 通りゃんせ発祥の地 背面
  • 通りゃんせ発祥の地
  • 菅原神社
  • 菅原神社

碑文

わらべうた 通りゃんせ 発祥の地

 通りゃんせ 通りゃんせ
   ここはどこの細道じゃ
 天神さまの 細道じゃ
 ちっと通してくだしゃんせ
   ご用の無いもの通しゃせぬ
 この子の七つのお祝いに
 おふだをおさめにまいります
 いきはよいよい帰りはこわい
 こわいながらも
   通りゃんせ 通りゃんせ

 奉献 宮司 近藤光孝
    平成七年七月吉日

地図

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