撚り糸 発祥の地 半原
よりいとはっしょうのちはんばら
小田急線 本厚木駅から18kmほど北西方向にバスで小一時間、圏央道 相模原I.C.からは南西に約7kmに位置する、神奈川県愛甲郡愛川町半原。半原バス停のある愛川繊維会館レインボープラザから中津川に沿って少し歩いた所にある道祖神碑等がある町有地に、撚り糸発祥の地の石碑が新たに建てられ、平成28年(2016) 3月に除幕となった。
半原は山間の土地で田畑の開発に不向きだったことから、養蚕が盛んだった。また、必要な湿度が保たれている地域だったことから撚糸が広まった。さらに撚糸機が伝わり、中津川の流れを利用して水車から動力を取り、飛躍的に生産が向上したということだ。現在、半原・田代地区の繊維業者は30件程で、販路拡大等を目指してPR活動をしている。
愛川繊維会館レインボープラザでは八丁式撚糸機が静態保存してあり、見学することができる。
この碑は、撚糸会社を経営していた地元の住人が町に寄贈したもので、高さは約170cm、揮毫は小野澤豊町長。
【参考】愛川繊維会館レインボープラザ
写真
碑文
撚り糸発祥の地半原
──よりいとはっしょうのち はんばら──
半原の撚糸業は江戸時代後期から始まり、撚糸機を作る大工の存在、中津川の水車動力にによって発展しました。
半原撚糸協同組合
(旧称 半原撚糸同盟組合)明治三十五年 創立
平成二十五年十一月 解散平成二十八年三月 建立