青森 郵便局 創業の地

あおもりゆうびんきょくそうぎょうのち

青森駅から 東に800m、青森県庁の北側の街区にある“善知鳥うとう神社”の社殿の右手奥に「青森郵便局創業の地」と刻まれた石碑が建っている。

日本の郵便制度は明治4年(1871) に,それまでの飛脚制度に代わってはじまり,東京・大坂・京都に“郵便役所”が,その他全国各地に“郵便取扱所”が設けられ,郵便取扱所は地方の地主など有力者が任命された。明治6年(1873) になって.従来の郵便取扱所のうち主要なもの 270ヶ所が郵便役所(二等~四等に等級付け)に改称,明治8年(1875) になるとすべての郵便役所・郵便取扱所は“郵便局”と改称された。

青森においては明治5年(1872) に “青森郵便取扱所”が開設され,明治6年(1873) に“青森郵便役所”, 明治8年(1875) に “青森郵便局”となった。

現在は“青森中央郵便局”として善知鳥神社から東に2kmの青森市堤町に局舎がある。

写真

  • 青森郵便創業の地
  • 青森郵便創業の地 背面 碑文

碑文

青森郵便局創業の地

青森郵便局は明治五年太陰歴七月一日この地に青森郵 便役所として業務を開始し爾来国家社会の進運と共に 歩みを続けここに百年の星霜を閲した
太陰歴七月一日は現在の太陽暦によると八月四日に当 るのでこの日を開局記念日と定め記念碑を建立 遠く 創業の昔に想を馳せ先人の偉業を偲ぶものである

昭和四十七年八月四日

青森郵便局長
大内忠治

地図

地図

青森市安方2丁目 付近 [ストリートビュー]