ダイクマ 発祥の地

だいくまはっしょうのち

小田急線 秦野駅から北に800m、さかえちょう公園(秦野市栄町9-14)内の記念樹の近くに説明を記した石碑がある。大正11年(1922)、奥津市郎が「大熊呉服店」を開業した。これが後のダイクマにつながる事業の始まりである。

大熊呉服店はその後法人化され、昭和27年(1952) に「株式会社大熊呉服店」、昭和36年(1961) には「株式会社だいくま」へ商号を変更。さらに衣料品を中心とする営業から業態を変化させ、昭和43年(1968) に茅ヶ崎店を開店して近代的なディスカウントストア業態へ進出した。昭和46年(1971) には商号を「株式会社ダイクマ」とした。

1970年代以降、郊外型ディスカウントストアの草分けとして急速に店舗網を拡大し、「キャッシャー広場」や特売イベントで人気を博した。昭和53年(1978) にはヤマダ電機との提携やイトーヨーカ堂傘下への参入など経営体制の変化を経て、最終的にはヤマダ電機(現・ヤマダホールディングス)に吸収合併され、店舗ブランドとしてのダイクマは順次「ヤマダデンキ」へと転換された。

創業地の店舗は「秦野店」として始まり、1976年(昭和51年) に改装して「栄町店」となった。平成12年(2000) に閉店した後、その土地はダイクマ創業者の親族から秦野市へ寄付された。現在のさかえちょう公園は、この土地に整備されたものである。

秦野市は平成22年(2010) 3月27日に公園の竣工式を行った。公園には防災機能が備えられ、秦野市公式の由来板には、創業者の相続人から土地と整備費用の寄付を受けたこと、また関東大震災の際に空き地によって延焼が止まった経験を踏まえ、防災に役立つ公園として整備したことが記されている。

→ 秦野市

写真

  • ダイクマ発祥の地
  • ダイクマ発祥の地 背面
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碑文

公園の記

この地は、ディスカウントストアの代名詞ともいえるダイクマ発祥の地であり、創業者の御相続人様の御厚意により、整備費用とともに土地の寄附を受けました。
「関東大震災による火災の延焼が、空き地により止ったことがあるので、防災のため役立つように活用してほしい」との意志を尊重し、延焼防止上のための照葉樹の植栽を行なうなど、防災機能を備えた公園として整備をしました。
近隣の方々をはじめ多くの皆様から親しまれる憩いの広場となることを願っています。

秦野市長 古谷義幸

平成二十二年三月 吉日

地図

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秦野市栄町 付近 [ストリートビュー]