縁起だるま 発祥の寺
えんぎだるまはっしょうのてら
信越本線 群馬八幡駅から約600m南。
達磨寺は, 元禄10年(1697) に中国の僧 心越禅師によって開山された。9代目の住職 東嶽和尚が天明の飢饉(1782年(天明2年)〜1788年(天明8年))の後, 生活に困窮している農民に副業としてだるま作りを伝授し, 縁日で売るようになったのが「少林山だるま市」の始まり。 毎年1月6〜7日には, 縁起だるまを買うため 30~40万人もの老若男女が訪れる。
張り子人形である縁起だるまは, 初期には両眼とも見開いてたが, 起き上がりこぼしの七転八起にあやかって, 養蚕農家が 蚕の目覚め(何回も脱皮すること)がよくなるよう願いを込めて 片目(向かって右)に墨を入れ, やがて蚕が良い繭を作ると 残った片目にも墨を入れてお祝いするようになった。 これが「だるまの目を入れる」という習慣の始まりと言われる。
写真を見比べてみて気づいたが、途中で建て替えられたようで、平成13年(2001) は細長かったものが平成31年(2019) には丸っこくなっている。なお、ストリートビューでは平成24年 (2012) にはすでに丸っこくなっているがそれ以前の情報はわからない。
写真
碑文
黄檗宗
少林山達磨寺縁起だるま発祥の寺