二荒山神社発祥の聖地

ふたらやまじんじゃはっしょうのせいち

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東北新幹線・宇都宮線(東北本線)宇都宮駅から西に1.2km、東武宇都宮駅から北東に650m、北側にどんと鎮座する二荒山神社とは反対南側に少し入った、二荒山神社摂社下之宮(宇都宮市馬場通り3丁目1)の標柱や、案内板に記述がある。

二荒山神社の発祥は、宇都宮市中心部の荒尾崎と呼ばれる丘陵に始まる。この地は小寺峰とも称され、現在は摂社下之宮として祀られている当地である。

崇神天皇の皇子である豊城入彦命とよきいりひこのみことが東国経営の際にこの地を開拓し、その功績を後世に祀ったことが社の起源とされる。荒尾崎は宇都宮城下を見渡す要地であり、下野国の中心的な聖域として神威を示した。その後、承和五年(838) に社殿は小寺峰から北方の臼ヶ峰に遷された。これが現在の二荒山神社本社の位置である。臼ヶ峰は宇都宮市街地の中心に位置し、以後はここが社の拠点となった。

遷座後も発祥の地である荒尾崎は「下之宮」として祀りが続けられ、現在も境内南方に摂社として鎮座している。都市整備や丘陵の削平で環境が変わったが、相生町の再開発にあわせて“由緒深き聖地に下之宮を復興”し、この地は二荒山神社のはじまりを示す聖地として尊崇されている。

写真


碑文

二荒山神社攝社下之宮

第十六代仁徳天皇の四十一年に下毛野国造りである奈良別王が豊城入彦命と鎮祭して国社とされました二荒山神社発祥の聖地になり

下野国一之宮二荒山神社攝社下之宮

当神社は二荒山神社の発祥の地(荒尾崎)に創建された神社で「二荒山神社攝社下之宮」と称し御祭神は本社(臼ヶ峰)に鎮斎される二荒山神社と同神「豊城入彦命」をおまつりしております。
ご由緒は大変古く第十六代仁徳天皇の御代下毛野の国造であった奈良別王が東国治定の功績高い豊城入彦命を御祭神として国社をこの地に建立後世八三八年に峰続きの臼ヶ峰に本社を造営し発祥の聖地を下之宮として永く奉斎してきました
下之宮は長い歴史の中で丘陵は道路で分断され、招魂社は護国神社として移設しおよりの時は寺領に納め更に小高い立は削滅しビル陰にて奉祀されてまいりました。
相生町再開発事業と共に由緒深き聖地に下之宮のご復興をみたものである。

地図

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宇都宮市馬場通り3丁目 付近 [ストリートビュー]