箱根温泉 発祥之地

はこねおんせんはっしょうのち

箱根登山鉄道 箱根湯本駅から 南西に500m。ホテル河鹿荘の横で湯本橋を渡り 右に曲がった突き当たりの山の中腹に, 熊野神社がある。参道の石段の途中, 石碑が建っており, すぐ横は 今も温泉が湧いていて, 旅館などへの温泉の配管が多数出ている

箱根温泉の中でも最大規模の温泉場である湯本温泉は, 奈良時代 天平10年(738) に発見されたと伝えられる。

江戸時代には「箱根七湯」と呼ばれ, 湯本・塔之沢・堂ヶ島・宮ノ下・底倉・木賀・ 芦之湯 の7ヶ所が知られていた。 東海道を通る旅人が休む場所として, また大山詣での客などが湯めぐりに訪れた。
明治20年(1887) に東海道線が国府津まで開通, 明治33年(1900) には箱根湯本まで小田原電気鉄道が敷かれると, 政府高官・皇族・財界人が多く訪れるようになり 温泉旅館が続々と整備されていった。

最近は 上記の七湯に, 大平台・小涌谷・強羅・宮城野・二ノ平・仙石原・姥子・湯ノ花沢 ・蛸川・芦ノ湖を加えて「箱根十七湯」と呼ばれている。

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碑文

箱根温泉発祥之地

地図

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箱根町湯本 付近