鼻毛石町 地名 発祥の石

はなげいしまちちめいはっしょうのいし

上毛電鉄 大胡駅から県道16号大胡赤城線を北上していくと、県道101号四ツ塚原之郷前橋線の丁字路に当たる。その交差点に「鼻毛石」と書かれている。鼻毛石はなげいしという地名は、古くは戦国時代頃には呼ばれていたとされ、1889年(明治22年)に周辺7村と合併して宮城村になるまでは鼻毛石村だった。

その鼻毛石交差点を東に500mほど進み、赤城寺手前の防火水槽のある路地を北に上ると10mほどのところにある大きな岩が、鼻石である。

鼻毛石というちょっと笑っちゃう地名は、この鼻石に草が生えて鼻毛のようだったという説もあるが、実際には「鼻ヶ石はながいし」だったのではないかと言われ、詳しくはわかっていない。意外に「鼻毛」という地名はあちこちにあるようだが、多くは鼻を蹴られるほどの急な坂道「鼻蹴はなげ」の転訛ではないかと考えられている。鼻石があるというのは他に例が見られないのではないか。

鼻毛石の由来は鼻石があることでなんとなく理解できた気もするが、では、この大きな石がなぜ鼻石と呼ばれているのかということは、説明も資料も見当たらない。前橋教育委員会なり宮城ふるさと地域づくり推進協議会なりに尋ねてみなのねばなるまい。

一説によると、赤城山の噴火で飛んできた噴石なのだそうだ。そして鼻の穴とも呼べる穴があいていて、鼻石と呼ばれるようになったとか。その穴から草が生えて鼻毛石と呼ぶ、というのはさもありなんと思いつつも、何となく的外れなような気がする。というか、その鼻の穴はもう開いていないの? 上部に点、点と二つある丸穴がそうなの? 考えれば考えるほど謎なのだ。

写真

  • 鼻石と並ぶ石碑
  • 鼻石と並ぶ石碑
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  • 鼻毛石町地名発祥の石 鼻石
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碑文

鼻毛石町地名発祥の石

鼻石

宮城ふるさと地域づくり推進協議会

地図

地図

前橋市鼻毛石町 付近 [ストリートビュー]