北海道 師範 教育 発祥 記念之碑
ほっかいどうしはんきょういくはっしょうきねんのひ
函館本線 道南いさりび鉄道 五稜郭駅の南側、北海道教育大学函館校の構内の北隅に国の有形文化財に指定されている「北方教育資料館」(
北海道教育大学は、本部は札幌にあり、札幌・旭川・函館・岩見沢・釧路の5ヶ所にキャンパスを置く教育学部のみの単科大学である。戦後 昭和24年(1949) に、北海道第一師範学校(札幌校)、北海道第三師範学校(旭川校)、北海道第二師範学校(函館校)、北海道青年師範学校(岩見沢校)という4つの師範学校と、新設された釧路校を併せて「北海道学芸大学」が新設され、 昭和41年(1966) に「北海道教育大学」と改称された。
5つのキャンパスの中で最も古い歴史を持つ函館校の沿革は、北方資料館の前に建てられた説明板に 詳しく書かれている。
登録有形文化財 (平成十二年二月十八日指定)
北海道教育大学北方教育資料館・
夕陽 記念館
(旧北海道函館師範学校)明治九年二月、小学校科伝習所が市内会所町に開設され、本道教員養成の先駆をなす。
大正三年四月、現在地に校舎が竣工し、北海道函館師範学校が開校する。
その後、昭和十八年四月、北海道第二師範学校、
昭和二十四年五月、北海道学芸大学函館分校、
昭和四十一年四月、北海道教育大学函館分校、
平成五年四月、北海道教育大学函館校となる。
昭和四十三年四月、校舎新築に伴い、旧校舎正面部分を移築、保存し、資料館とする。
平成二十年五月、函館校同窓会
北海道教育大学夕陽会創立九十周年記念事業 として大規模改修を行い 築九十余年の威容が復元され 後世に引き継がれた。本館は、下見板張りの外壁、菱葺の屋根 シングルハングの窓など、明治期の洋風 建築の意匠を取り入れている。
三階の塔屋を中心に左右対称の構造であり 玄関前の切妻造りの車寄せが突き出し それを支える柱は三本一組で柱頭飾りも 施されており、ギリシャ建築様式を連想させる。平成二十年五月二十四日
国立大学法人 北海道教育大学
北海道教育大学夕陽会
写真
碑文
北海道師範教育発祥
記念之碑明治九年二月 小学教科伝習所が市内会所町に開校され本道教員養成の先駆をなす
大正三年四月 北海道函館師範学校を現在地に開校し昭和二十四年五月 北海道学芸大学函館分校となる
昭和四十三年四月 旧校舎の正面部分を移築し記念館とする夕陽会第三代会長加藤勝衛氏の遺志にもとづきここに記念碑を建立する
昭和四十三年九月二十七日
金子鴎亭 書