自動 電話交換 発祥之地
じどうでんわこうかんはっしょうのち
都営地下鉄 浅草線 宝町駅から 南に200m。京橋消防署と 高速道路を隔てて南側に “銀座ラフィナート”(中央区銀座1丁目26-1 )というホテルがある。ホテル入口の壁面に大きな彫刻パネルが張り付けられているのが 発祥碑である。
ここは かつて京橋電話局だったところで, 電話局の廃止により NTTグループのホテル 京橋会館として開業。平成14年(2002) に, 現在の 銀座ラフィナート という名称に変わった。
碑は 一見するとオブジェの彫刻に見えるが, 近づいて見ると 銘板が添えられている。碑文には「記念碑は当時の自動電話交換機の回路図の一部を 図案化したもの」とあるが, 回路図の上に 部品を立体的に配置したようで, 技術者がよくよく見ると なるほどと思うのだろうが, 素人が見ても 何のことだかわからない。アイデア倒れの感がある。
銀座ラフィナートは平成24年(2012) に閉館。平成28年(2016) にNTT都市開発㈱によって銀座アドレス・ワンフロア300坪超の快適オフィス アーバンネット銀座一丁目ビル(東京都中央区銀座1丁目 219-2)に建て替わったが、モニュメントはほぼ同じ位置に設置された。
写真
碑文
自動電話交換発祥之地
自動電話交換開始記念碑
我が国における自動電話交換方式の発祥は 大正15年1月20日, 旧京橋電話局の交換業務 開始による。自動電話交換開始50年に当り 京橋電話局跡であるこの地に, 記念碑を造り 昭和50年1月20日除幕した。記念碑は当時の 自動電話交換機の回路図の一部を図案化した ものであり, 銘板は米澤 滋博士の筆による ものである。
自動電話交換開始記念碑設置委員会