柏崎高等学校 開校の地
かしわざきこうとうがっこうかいこうのち
信越本線 柏崎駅から北に500m。県道37号線の“西本町”交差点の北東側の一角に,曹洞宗の寺・福厳院がある。寺前の駐車場の一隅に 多数の石碑類が横倒しにされて保管されていて,その中に「曹洞宗・福厳院」という石碑に並んで「新潟県立柏崎高等学校開校の地」の碑が置かれていた。
柏崎高校は 「新潟県立高田中学校・柏崎分校」として,明治33年(1900) にここ福厳院を仮校舎として開校,翌年までに 柏崎町砂浜に校舎を新築して移転。
明治35年(1902) 高田中学校より独立して「新潟県立柏崎中学校」と改称。
昭和23年(1948) 戦後の学制改革により「新潟県立柏崎高等学校」と改称。現在に至っている。
福厳院は,平成19年(2007) の中越沖地震で大きな損傷を受け 全壊状態となったが,平成22年(2010) に再建された。この地を訪問した時点で 震災復興の工事中で,本堂はほぼ完成した様子であったが,周囲の外構は壊れたままで,門柱や石標などは復旧工事前。「開校の地」碑も横倒しのままだった。
写真
碑文
新潟県立柏崎高等学校開校の地
明治三十二年(1900年)四月二十一日
旧制新潟県立高田中学校柏崎分校として開校