頸城鉄道線 発祥之地
くびきてつどうせんはっしょうのち
信越本線 犀潟駅から南東に約3km。上越市の頸城区総合事務所の400mほど南のガソリンスタンド シェル百間町SS 向い側に自然石の「頸城鉄道線発祥之地」という石碑が建っている。
ここは 旧 頸城鉄道の百間町駅跡。かつて ここに頸城鉄道の本社が置かれていた。頸城鉄道線は, 頸城鉄道自動車(現・頸城自動車)が運行していた軽便鉄道で, 新黒井駅(新潟県直江津市, 信越線 黒井駅に隣接)と浦川原駅(新潟県上越市, 現・ほくほく線の浦川原駅)とを結んでいた。大正5年(1916) に 全15kmが開通し, 昭和46年(1971) に全面廃止された。
廃止されて以来、西武山口線に譲渡された2号蒸気機関車くらいしか行方がわからなかった所属車両は、平成16年(2004) にDC92型ディーゼル機関車・ホジ3型気動車・ハ6型客車を兵庫県で発見。当地に里帰りし、保存されている。また、平成20年(2008) にくびき野レールパークとしてオープンし年に数回公開している。一部の車両は動態保存され、敷地内の短い軌道上で来訪者を乗せてゆっくり走り往年の勇姿を現している。
写真
碑文
頸城鉄道線
発祥の地百間町駅跡