真桑うり 発祥の地
まくわうりはっしょうのち
樽見鉄道
黄色い皮に縞模様。直径5㎝ほどの米俵かラグビーボールのような形をしたマクワウリは、最近ほとんどみかけることがなくなった。子どもの頃果物がほとんど手に入らず、たまにマクワウリを譲ってもらうと大変うれしかったものだ。最近のメロンに比べれば味は劣るものの、当時としては甘く極上の果物だった。皮は黄色で厚く、『瓜の皮厚くむきゃんせお里が知れるあとで皮食や同じこと』という戯れ歌を思い出す。
昭和30年代になると、マクワウリと西洋系メロンを交配して作ったプリンスメロンが登場。さらにアンデスメロンやアムスメロンなどの新品種が市場を席巻し、マクワウリは姿を消してしまった。現在ではごく一部の農家が‘品種を絶やさない’ために作っているだけと言われる。
「本巣市」があとからステッカーで貼ってあるところをみると、もとは「真正町」と書いてあったものと思われる。平成16年(2004) に合併して本巣市となった
この地方では西暦2世紀ごろにマクワウリの栽培が始まったという言い伝えがあり、「マクワウリ」の名前はこの地の旧地名「岐阜県本巣郡真桑村」から来ている。
写真
碑文
ここは
真桑うり発祥の地
本巣市