種なし葡萄 発祥の地

たねなしぶどうはっしょうのち

種なしぶどうは,開花直前のぶどうの房をジベレリン水溶液に浸すことによって作られる。ジベレリンは 植物ホルモンの一種で,イネの異常成長を起こす馬鹿(ばか)(なえ)病の研究の結果昭和32年(1957)に東大において抽出された。この物質が各種の農作物にどのような影響を与えるかの試験が全国で行なわれ,わずか2年後の昭和34年(1959)に種なしのぶどうが出来ることが発見された。

この技術は急速に普及し,3年後には220ha分の種なしデラウェアが市場に出荷された。 現在では全国で作られるデラウェア種はほとんどすべてが種なしになっており,巨峰・ピオーネなど他品種にも種なしが広まっている。

山梨県農業試験場の果樹分場は現在老人ホームのあるこの地にあった。

中央本線 春日居町駅から南に1.5km。笛吹川沿いにある県立青い鳥老人ホーム(笛吹市春日居町小松855-192)の外側,丁字路の突き当りに「デラウェアー 種なし葡萄発祥の地」と書かれた,先端の尖った大きめの石碑が建つ。

写真


旧URL
https://www.hamadayori.com/hass-col/food/TanenasiBudo.htm

碑文

デラウエアー
種なし葡萄発祥の地

山梨県知事 
望月幸明書

名所案内

種なし葡萄(ぶどう)発祥(はっしょう)の地

 稲馬鹿苗病菌の純粋培養(じゅんすいばいよう)は,東京大学で成功し,この物質 はジベレリンと命名された
 ジベレリンの農作物利用研究は昭和三十三年に始まり, 私達は葡萄について研究に着手した
 昭和三十四年デラウエアーに種なし,果粒肥大,濃度, 処理期を組みあわせた試験を 春日居町民の協力を得て 造成したこの地において,五年生樹を用いて行い,その 結果見事に成功し,世界で始めて種なし葡萄が誕生した
 この技術は(すみ)やかに全国に普及した

春日居町
春日居町観光協会

種なし葡萄発祥の地碑

地図

地図

笛吹市春日居町小松 付近 [ストリートビュー]