万燈神輿 発祥之地
まんどうみこしはっしょうのち
東武鉄道伊勢崎線 スカイツリーライン 鐘ヶ淵駅の南東400m。隅田稲荷神社の境内, コンクリート柵の内側に黒御影石製の碑が建っている。
「万燈神輿」とは, 弓張提灯を四面に掲げた神輿のこと。提灯の数は数十から百個を超えるものもあり, 特に夜間は提灯に灯が入り闇夜に揺れ動く姿は魅力的である。
隅田稲荷神社は 俗に「善左衛門稲荷」とも呼ばれ, 天文年間に創建された神社。万灯神輿は元治年間(1864~65)に始まったという。隅田開拓の祖と言われる江川善左衛門雅門の徳をたたえて, 万灯に善左衛門の開拓由来の錦絵を描き神輿として担いだのが始まりとされる。
一時 大正年間に中止になっていたが, 昭和50年(1975) に復活し 毎年の例大祭の宵宮を賑わしている。万燈神輿は, 茅ヶ崎・木更津・つくばなど 関東各地でも見ることができる
写真
碑文
万燈神輿発祥之地
万燈神輿の起源は元治年間(1864年)と 伝えられ 墨田開拓の祖 江川善左衛門雅門公の徳をたゝえた 里人が万燈に善左衛門の開拓由来の 錦絵を描き神輿として担いだのが始まりと云はれる。大正4年に中止となり昭和50年に約60年振りに復活し毎年の例大祭の宵宮を賑わす行事として知られる。1977年及び1979年2月フランス, ニースのカーニバルに参加し国際親善に寄与す
拾周年記念
昭和六十年五月吉日
万燈神輿保存会
寄進者名等省略