三井(美井)発祥の地

みいはっしょうのち

 
撮影:
2019年2月(写真 まさ・なち さん)

オークヒルズ香里という大規模集合住宅群の六番館近くにあるかしの木公園入口付近に、ステンレス板が埋め込まれている小振りな石碑が設置されている。

京阪本線 香里こうり駅の南東付近から同志社香里中高やオークヒルズ香里に至る地域は、美井みい町・美井みい元町もとまち・境橋町・三井みい南町みなみまちという地名。この地域の地名についての概説がなされている。

「三井」とかけば「みつい」と読みたくなるが、寝屋川の地名では「美井」「三井」どちらも「みい」と呼ぶ。

写真

  • 三井(美井)発祥の地 碑文
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碑文

三井(美井)発祥の地

現住所 大阪府寝屋川市美井町・美井元町
旧住所 大阪府北河内郡友呂岐村大字三井

当地は古来茨田郡三井郷と称し、平安時代すでにその郷名が記録されている。由来書によれば「聖武天皇の御字、行基菩薩河北の地に三ツ井を掘る。一ツ井は讃良郡高宮村、二ツ井は同郡秦村、三ツ井は茨田郡につくる。」とあり、これによって三井の名が生じたといわれる。ごく最近までこゝに三ツの井戸が並んでいたといわれ、この井戸を中心に三井の集落が発生し、現在の美井元町、美井町、境橋町、三井南町と発展したのである。
いまや開発が進み、往古の面影が消えてしまっているがオークヒルズ香里の完成を期に、三井(美井)の地名発祥の原点として、碑を刻し、後世に残すことにした。

平成二年八月吉日

美井三町々政運営協議会

地図

地図

寝屋川市三井南町 付近