水菜 発祥の地

みずなはっしょうのち

JR御殿場線の駿河小山駅から西南西に5Km。小山町立図書館の前、運動公園との間に「水菜の里・水菜発祥の地」と刻まれた石碑が建っている。

水菜発祥の地

静岡県の御殿場市・小山町や富士宮市、また山梨県の富士吉田市や都留市などの富士山麓では、富士山の雪どけ水が湧き出した地下水が豊富で、年間を通して水温13℃前後と安定している。米の収穫が終った10月になると、水田にうねを造り湧水を流して保温し、水菜(水かけ菜)の栽培が行われる。

水菜はアブラナ科の野菜で、京都を中心とした関西で多く栽培されていたが、近年は関東での栽培・利用が増えている。肥料を使わず、水と土だけで作られていたことから“水菜”と呼ばれるようになったとも言われる。冨士山麓で栽培されるものは、水をかけながら育てることから“水かけ菜”と名づけて、他地方産の水菜と区別されている。

冨士山麓でで水かけ菜が栽培されるようになったきっかけは、明治時代半ばに、小山町(旧北郷村)阿多野の戸長・喜多氏が越後に旅した折に、“とう菜”の種子を持ち帰ったことが始まりとされる。当初は、緑肥(栽培したものを収穫せずそのまま田畑の肥料とする)として栽培されたが、後に越後出身の女性が水かけ菜の漬け物を作り、これが食用の始まりとなり、小山地区で広く栽培されるようになったという。

現在水かけ菜は多くが漬け物として出荷され、一部はおひたしやいため料理などにも利用される。

写真

  • 水菜発祥の地
  • 水菜発祥の地 背面

碑文

水菜の里

水菜発祥の地

小山町阿多野

町制施行80周年記念
平成4年8月吉日
小山町長 田代和男

地図

地図

小山町阿多野 図書館 付近 [ストリートビュー]