長崎県議会 開設の地
ながさきけんぎかいかいせつのち
長崎電軌 公会堂前停留所から東に150m。中島川の西岸,“一覧橋”と“古町橋”の間に,浄土真宗 光永寺(長崎市桶屋町33)がある。山門に向って左側に「長崎県議会開設の地」と刻まれた白い石碑が建っている。
幕府直轄地であった長崎は,江戸幕府崩壊後 一時的に“長崎府”となり,次いで明治4年(1871) の廃藩置県により長崎県が設置された。明治11年(1878) に公布された太政官布告「府県会規則」によって各府県には議会が設置されることが定められ,長崎県においては明治12年(1879) に現在の佐賀県域を含めた最初の県会議員選挙が行われ,新議員62人が誕生。
第1回県議会は,ここ光永寺を仮の議場として開催。その後 明治14年(1881) までの3年間,5回の通常・臨時議会が開かれた。
写真
碑文
長崎県議会開設の地
明治十二年三月十七日長崎県最初の県会が当光永寺を臨時議場として開かれた時あたかも近代日本の黎明期■の■の民意を反映する議決機関の開設は県政史上■■■画期的な■とて■■■本年■■の第一回県会が開かれてから満百年に当るこの時にあたり地方自治と民権の伸長に努力された先人の功績をしのびこの由緒の地に記念の碑を建てる
長崎県議会議長 松田九郎 撰並書
昭和五十四年三月三日 長崎県議会建之
写真が荒いのか、被写体が暗いのか、判読できない部分が多いので、どちら様か見てきてください!