南高梅 誕生の地

なんこううめたんじょうのち

紀勢自動車道 E42 みなべI.C. から北東に3km、紀勢本線 南部駅から北東に4km、梅林が広がる一角に隣には母樹が保存され、石碑が建つ。

写真


碑文

南高梅誕生の地

南部川村長 山田五良 記

南高梅

農林種苗登録
第一八四号

古来 梅の産地である南部地方には数多くの種類がありその中から優良品種を選ぶため昭和二十六年母樹選定委員会を設け南部高等学校教諭 竹中勝太郎氏等が五ヶ年もの間研究の結果最もすぐれたものを南高梅と命名し発表されました
この品種は故高田貞楠氏が明治三十五年実生苗を植えその中からすぐれたものを発見し愛育 昭和七年古山貞一氏がこの穂木をゆずり受けて栽培これがそもそも南高梅の特産地への第一歩であります
南高梅は樹勢すこぶる強健豊産 青梅清梅のいずれにも適しその優品性は高く評価され全国に南高梅の名声を博するに至りました

ここにその母樹を移植し偉大なる恩恵を称え記念の碑を建て永久に保存するものであります

昭和五十三年十一月二十三日

みなべ農業協同組合
梅部会

南部川みなべがわ村は昭和の大合併で誕生し、平成16年(2004) に南部町と合併してみなべ町となった。

地図

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